保育士さんの給料事情

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保育士の仕事は国が改善制度を設けるほど人気がない

毎年、全国で2万人以上の子供が保育所に入れていない状況が続いており、「児童待機問題」という言葉をよく聞きます。
最近では所沢市が「育休退園」という2人目の育児休業中は1人目も自宅で面倒を見るという制度を導入するなど市や国が改善策を検討しています。単純に保育所を増やせば良いのではと考えてしまいますが、実は保育士の給料が割に合わないため人気がないようです。
平成24年に実施した厚生労働省の調査によると、看護師の給料が平均32.6万円に対し、保育士は平均21.3万円となっています。どちらも女性の就業率が90%以上となっており、平均年齢も看護師が37.3歳、保育士が35歳とさほど変わっていません。短時間労働の場合も保育士の時給は平均981円となっていますが、看護師は平均1,633円と高額です。

なぜ保育士は人気がないのか

看護師などの類似業種と比べて給料の差が大きいこと、仕事の内容と給料が割に合わないことが大きな要因となっています。
また、休みが取りづらかったりすることもあるようです。さらに保育士として働くには資格取得が必要です。資格がない場合は給料がさらに低くなります。資格を取るためには大学・短大・専門学校などで養成課程を修了するか、保育士試験を受けるかの2つ方法があります。学校に行くにはそれなりのお金と期間が必要になります。試験は社会人でも受験できますが、合格率が10%程度とかなり難易度が高い状況です。
このように頑張って保育士の資格を取得しても低い給料しかもらえないのが現状なのです。その為、資格を取得しても保育士として働かない人も多いようです。

保育士を増やして児童待機問題を解決するために

児童待機問題を解決するためには、保育士を増やしていくことが一番です。
その為には保育士になりたい人、保育士という仕事にやりがいを感じている人を増やす必要があります。まずは給料の改善です。
東京の世田谷区では2014年12月より保育士に最大8.2万円の家賃補助を支給するなど福利厚生での改善策を取り始めています。また、現在保育士不足は深刻化しており、1人を複数社が取り合うような状況になっています。このような現象が起きると必然と給料が改善していくことでしょう。
厚生労働省は今年3月より保育士の就職を促進する取り組みを実施しました。東京や大阪などの求人倍率が高い都道府県に対して保育士登録簿から現在保育士として働いていない人に向けて呼びかけを実施しているようです。徐々に改善してきている保育士という仕事を一度検討してみては如何でしょうか。

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